
*写真はクリックすると大きくなります
雪が降っています。
ここでは雨をしばらく見ていません。
今年初めての雨は3月か4月か・・・いつになるのでしょうか?
雨の後の、生き返ったように、ますます色鮮やかな花々は大好きです。
写真は、八重山で見た雨上がりのハイビスカスです。
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昨日のゆったりした日曜日、
寺尾聡・深津絵里主演で、今、話題の映画 『博士の愛した数式』 の原作者、
小川洋子さんの作品 『ホテル・アイリス』 を読みました。
小川さんの作品は、去年、
『やさしい訴え』 『博士の愛した数式』 『薬指の標本』 『凍りついた香り』 『妊娠カレンダー』
・・・とたくさん読みました。
『やさしい訴え』 は音楽の調べとともに切ない恋のお話。
『博士の愛した数式』 は、数学を愛する博士と家政婦の優しい心温まる交流を描いたおはなし。
『薬指の標本』 『凍りついた香り』 『妊娠カレンダー』 は、ちょっとゾクッ!とするストーリー。
それぞれが個性的で小説の持つ雰囲気が違い、
小川さんの小説は、読む前からワクワクしてしまいます。
『ホテル・アイリス』 も、ちょっと雰囲気の違う作品でした。
小説の舞台はホテルのある港町と、船で30分の向かいに見える小さな島。
主人公は、体のあちこちに老醜が見られる初老の男と、
港町の朽ちかけたホテル「アイリス」の17歳の美しい娘。
結びつきそうもないふたりなのですが・・・
「服を脱ぎなさい」…これが、彼が彼女に発した初めての命令だった。
この言葉の響きが自分だけのために向けられていると思うだけで、彼女の胸は震えた。男は島へ着いたとたん、女への支配が始まります。
それは、少女と初老の男との、エロティックなSM的性愛の関係の始まりでもありました。
少女は、毎週口実を作って厳しい母の目をぬすんでは、男と会うようになります。
男の妻の死にまつわる悲しみ、そして孤独が、
学校にも行かず、自由もなく、ホテルで毎日働くだけの少女を、性に目覚めるさせたのでしょうか?
それとも、父親を幼くして亡くした少女の、歪んだファーザーコンプレックスなのでしょうか・・・
小川さんの、エロティックなSM的性愛小説は初めてで、あれぇ〜?と思いながら読み進めましたが、
途中、病気で舌を失った美しい男性(男の甥)が登場したところで、なるほど・・と。
最後は、 『博士の愛した数式』 とちょっと似ていて、やっぱり小川さんの作品はおもしろい!とおもいました。
<今日のココロのカタチ:予報では、今日は今年初めて最高気温がプラスになるようですが・・・>